進化していく自撮り棒?

2024/3/2 Sat

撮影機材どうする?

OLYMPUS TG-5

そうこうしているうちに近づいてきた久々の海外旅行.
あー,まだロクな準備してねーや.

自前ではなく,レンタルチャリを手配したおかげで,逆に携行品を増やすことができそう.
なんつってもパニアバッグ付きなのが助かる.

MathewBike

2年前の『オホーツク1300』では軽量化のため,着替えを一切持たなかったので毎晩洗濯.
ホテルにチェックイン後,ジャージを洗濯機もしくは付け置き洗いした後は浴衣+フル〇ン
基本的に室内で過ごしていたので無問題.
ただし,これは国内旅かつ全ホテル予約済みだったのでできた技.

初日と最終日を除き,行き当たりばったりな今度の旅では何があるかわからない.せっかくの海外である.宿に入った後も観光したいしな.

ジャージや街歩き服を2~3日分用意すれば,毎日宿に着いてからの洗濯にこだわらなくてもよくなる.
実はKazchariは結構きれい好きで,若き日のインドや東南アジア放浪の日々でも毎日洗濯していた(自慢する話なのか?)

とりあえず衣類用圧縮袋は購入済み.

【Amazon.co.jp限定】 ラッキーシップ(Lucky-ship) 衣類圧縮袋 M・L 透明 各5枚 10枚組 (Bon Voyage Go Goセット)日本製

こんな感じで荷物に余裕ができたので,他の装備も充実させたくなってきた.
となればやはり撮影機材?

当初はスマホ(iPhone15 Pro)一台で済ませるつもりだったが,例えば豪雨の中や,万が一の水中撮影に備えて「OLYMPUS TG-5」の持参も考えてしまう.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7

で,さらにはボケボケの“ゲージュツ”写真も...となるとミラーレス一眼の出番.さらには動画撮影で「Insta360」も...とキリがない.

Insta360 X3 自撮り棒キット

YouTuberではないのだ.せいぜいスマホ+1台やな.

そして,以前に比べるとクラウドが進化したおかげで(物理)データの保存を気にしなくてもよくなった.
KazchariはAmazon Photosを使っているけど,海外からのアクセス可能だっけ?
確かPrime Videoは海外では版権の都合上,観れなかったはず.

いずれにせよ三脚にもなる自撮り棒は必携だろう.
自分が写っていない旅写真は寂しい.
安くて軽いからと以前から使っているのがこの手のタイプ(同じ製品ではない).

自撮り棒

付属のちゃちいリモコンはすぐに壊れたので別に買った.

エレコム P-SRBBK Bluetooth自撮りリモコン スマートフォン対応 ブラック

さて,このタイプの自撮り棒はスマホを上下フックのネジで挟み込むタイプなので,着けはずしが少々面倒.
ここはMagSafeの出番.

KazchariのスマホもiPhone15になった.
MagSafe利用第一弾は充電ではく車載用.

iPhone15 Pro

マグネットの面積が増えたことで吸着力がアップ.
この時期のデコボコ路面でも不安感がなくなった.

自撮り棒用のMagSafe製品を探す.
今回購入したのがこいつ.

Ulanzi スマホホルダー三脚 MagSafe対応

ちょっと商品イラストの超電磁合体風味が気になるが(バランスも変),試しに買ってみた.

iPhone15 Pro

上部にはライトも装着できるようだ.
VLOG用かな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

折りたたむと想像以上にコンパクト.
残念ながら重量はかなり増えた.
単体で300gもある.

機能的にはさすがMagSafeである.装着は超簡単.くっつけるだけ.

OLYMPUS TG-5

ただし,トップヘビーとなったため,ポールを延ばすとたわみもスゴイ.
三脚モードでの安定感も低下.
強風時はヤバイかも.

うーん,やっぱり念のために「TG-5」も必要かな.
行く前にテストしよう.

それにしても...近頃,写欲はともかく動画欲はほとんどなくなった.

昔はイベントやレース時にアクションカメラを積んでたけど,今は...
編集が面倒だし,実際,後で見返すことってあまりないしな.
結局は切り抜き用途.
GoProとinsta360,いよいよ手放す時がきたかも.

元々”一瞬を切り取る”静止画の方が好みではある.
普段は手軽にiPhoneで撮っているけど,たまーに明るい単焦点レンズをつけたミラーレスを使うと,やはりいいなと思う.

一番のお気に入りは「OLYMPUS E-M1X」に何を撮っても“ゲージュツ”になる「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」の組み合わせだ.

OM SYSTEM/オリンパスOLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

チャリ旅だとさすがに無理か.デカ杉.

『魔改造の夜』に泣く

2024/3/1 Fri

二つの要素で

NHK総合にて不定期放送されている『魔改造の夜』
Kazchari家の視聴レギュラー番組の一つだ.

魔改造の夜-NHK

言うなれば『高専ロボコン』の大人版.
工科大学,BtoBの町工場,そして有名大企業などのエンジニアたちが,その知識と技術,意地とプライドをかけて,家電や玩具を(大人げなく)徹底改造し,番組が提示する無茶な課題をこなしつつ勝負する.

毎回非常に楽しませてもらっているが,単に課題をクリアした,勝った負けたでなく,その発想力に驚嘆することが多い.

番組では会場での試合だけでなく,思考や製作過程もしっかりと放送.
言うなれば成功するとは限らない『プロジェクトX』の様.

そして,忘れてはならないのがライバルチームへのリスペクト.
他チームの失敗を自己のように悔しがり,成功すればともに喜ぶ.
ベタと言えばベタなのだが,これは泣ける.

さて,先日放送された「魔改造」のテーマは,キックスケーターを改造して25mのロープ上を走らせるタイムアタック.

細かなレギュレーションはわからんが,ロープウェイのようにさかさまにぶら下げたり,タイヤにガイドを付けてロープから落ちないようにするのは禁止のようだ.
ただしタイヤを交換したり,溝をつけるのはあり.
そうそう,後はスケーターとして通常使用できる(足をのせれる)かどうかもチェックされる.

あくまでロープ上を自立させた状態で走らせなけらばならない.
当然だが走行中にロープはたわむ.
となると,バランスやパワーだけではなく重量との兼ね合いも重要となってくる.

Pナソニック(マジでこういう表記)のリーダーが「過去一難しい」とつぶやいていたのが印象に残る.

まずはキックスケーターをどう自立させるか.
自転車やバイクは速度を出して進むことで安定する.
かつ,ライダーが平衡バランスを取りつつ転倒を防いでいる.

ここで,理系出身でないKazchariでも思いつくのが「ジャイロ効果」である.

キックスケーターの中心に回転体を取り付ければ,ジャイロ効果によって車体は安定する.
もちろん3チームともこの機構を取り入れている.

通常思考であれば,独楽のような横回転がベストのように思われるのだが,参加チームの1社が参考にした書籍を見て,思わずうなってしまった.

そう,我が(ココロの)師,森博嗣『ジャイロモノレール』ではないか!

ジャイロモノレール (幻冬舎新書)

ジャイロ効果を上げるためには回転体を重くすると良い.
するとロープがたわんでしまう.
そこをバランスを保ちつつ駆け上がるには,縦回転の方が有利という記述を読み,早速採用していた.
森ファンとしては(なぜか)うれしい限り.

番組内で森先生のプロフィールにはほとんど触れていなかったが,書籍が紹介されたおかげで,またしても莫大な印税が先生の元に...ええなぁ.

さて,3つ巴のキックスケーター綱渡り決戦の結果は...あえて言いません.

ありえない映像が目の前に.
興味のある方はぜひご視聴を!
勝敗の行方を知らない方が堪能できます.

今なら「NHK+」でも視聴可(回し者か!?).

なんだかんだ言われているけど,やはりNHKの番組は質が高い.
まぁ,民法に比べると予算使い放題やしな.
昨年放送していた『大奥』の豪華さよ.

大奥

そんなわけで,スポーツおたくのヨメさんも号泣.
子供らも感動(理系を目指さないかい?).
Kazchariも涙目になりながら感嘆する,良コンテンツでした.

次回の放送(挑戦)も楽しみ.