季節限定河川敷グラベルライド

2020/4/4 Sat

帆にいっぱい風受けて.

OLYMPUS TG-5

Partly Cloudy, 13°C, Feels like 13°C, Humidity 43%, Wind 5m/s from S

今日は朝からフリーで安定のボッチライド.午前中は晴れで気温も高いという予報.ロードで距離乗ろうかと,スマートローラーから外し後輪を装着.玄関開けたら右から左からまさかの強風.こりゃあかんと,風があっても楽しめそうなグラベルライドを選択,つまりファットくんにチェンジした.
まずは東神楽から東川ライン.降雪前にも通った新しい川沿いロードが顔を出していた.早速利用.まだ雑草が全然生えていないので,河川敷グラベルも走りやすい.

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青空に面白い形の雲(天気崩れる予兆?知らんけど).

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いつの間にやら,このポン川沿いの新サイクリングロード(?)がどんどん拡張中.忠別川沿いと並んでコース選択の幅が広がってうれしいぞ.

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未舗装だろうがなんだろうがファットくんならガシガシと…えーっ,ここはまだ無理っす.

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いくらでも見つかる新グラベル.目的地を決めないライドの楽しさ.

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急坂を上ったり下ったりを繰り返す.距離は全然稼げてないけど,心身の充実感は半端ない.おぉ,そろそろ水を飲まないと.

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ここは一体どこ? 自粛要請のせいなのか,チャリにも車にも人にも全然会わない.ただ春の風景が広がっている(風強いけど).

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そろそろお昼の時間.町へ戻るか.確かこっち方角に進むと…げっ,まだこんなとこ?
東川のいつもセブンで昼食.今日は『大盛りペペロンチーノ』にした.セイコマの100円パスタの方が美味いな.

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もう少し走るかと山方面に進む…進む…いや進まない.なんちゅう向かい風! こりゃきついわと早々にUターン.今度は忠別川サイクリングロードへ戻る.特大の追い風ボーナス.軽くペダルを回すだけでオーバー30km/h巡行

しばらく土手を走ってると,対面から2サイクルのオフロードバイクが.どうやらひらすら河川敷のダート(なぜかモーターサイクル業界ではグラベルと言わない)を下流方向から走ってきたようだ.それに刺激されて,Kazchariもグラベルに下りる.そうなのだ.ここを走れる期間は短い.やがて草が生い茂り藪漕ぎが必要になる.とは言え,すでに葦やらなんやら,とがり気味の茎があちこち顔をだしている,この状況でのパンクはできるだけ避けたいので慎重に走る(ウソやでぇ~ 爆走やでぇ~).

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それにしても季節限定の楽しい道だった.
結局,旭川駅付近まで走り,いつもの図書館に寄って予約本を引き取り無事帰宅.
感染予防も大事だが,病院に搬送されるようなケガも絶対にしたくない.交通量の多い幹線道路より,多少荒れてたり急坂だったりしてもグラベルの方が安全やね.

『GARMIN INSTINCT』レビュー(その4)

2020/4/3 Fri

左真ん中のMENUボタンを長押し.ここから各設定へ

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以前のレビューで,バッテリー持続14日以上と喜んでいた『GARMIN INSTINCT』だが,最近どうも減りが早い気がする.何らかの活動中に切れたというわけではないが,7日間程度で5コマあるインジケータが残り2つほどになってしまう.

思いつく原因としては,心拍グラフを頻繁に確認したり,各通知のバイブレーションを設定したり,バックライトをつけたり.サイコンとのBluetooth接続時間が伸びたりと,電力消費の機会が増えたせいだろうか?

ここで改めて,GARMINサイトを確認.

【バッテリーをより多く消耗する機能】
バックライト:バッテリーの消耗の最大の原因になり得ます。バックライトの明るさ、点灯の頻度によって、バッテリー消耗を早めたり遅らせることができます。バックライトを100%に設定すると、バックライトが点灯している間に大量のバッテリーが消費されます。ジェスチャーでバックライトを点灯させるなどの一部の設定は、バッテリーをより多く消費します。
GPS:潜在的にバッテリーを多く消耗する可能性があります。そのため、GPSトラッキングはアクティビティやナビゲーション中にのみ有効になります。
Bluetooth:Bluetoothによるバッテリー消耗は、スマートフォンから受信した通知の数とスマートフォンとの同期頻度によって変わります。 低頻度のテキスト通知や他の通知機能の使用はバッテリー消耗が少なく、継続的にテキストを受信したり、電話に応答したり、音楽プレーヤーを再生したり、天気予報を取得した場合、バッテリー消耗が多くなります。
バイブレーション:振動や音を発生させる警告は、追加でバッテリーを消耗します。それらをオフにすると、ウォッチのバッテリー寿命を延ばすことができます。

これらの情報を基に,最大限の省電力化を試みる.

バックライト⇒ 輝度を5%(最低)に.ジャエスチャーによるオート発光もオフ.

GPS⇒ 元々アクティビティ中しか送受信しない仕様なので何もせず.INSTINCTは全てが物理ボタン操作(最大の利点)なので,知らずに作動することはないと思う.もしGPSを使用すると,バッテリー持ちが最大15時間に短縮!

Bluetooth⇒ iPadに届いた各種通知をバイブレーション付きでINSTINCTも同時受信していた.通知機能そのものをオフ.サイコンに心拍転送する時以外Bluetoothは使わない.

バイブレーション:もちろん全てオフ.これでかなりの省電力が期待できる.

充電に要する時間は1時間弱と短いので困るわけではないし,スマートフォンやタブレットとの連携がないのであれば,スマートウオッチの意味がないやんけ,と考える御仁も多いと思われる.しかしながら,ここまでバッテリ持続時間にこだわるのは,むろん『北海道1200km納沙布岬』のため.90時間,ほぼ4日間サイコンに心拍データを送り続けてもらわないと困るのだ.
しかし,新コロの魔の手は徐々に...

【北海道1200km開催可否に関するAJ北海道の方針】
新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、8月の本大会の開催可否に関するAJ北海道の方針をお知らせします。
現時点(2020年3月23日)で中止を決めてしまうことも考えましたが、各関係機関や個人の方々の応援とご期待の思いに触れ、私たちが受け入れられるぎりぎりの時期まで諦めないで開催の方向で検討していくことを決めました。
6月10日を目途に、改めて開催可否について判断をしてお知らせします。
4月頭に予定しておりましたキャンセル待ち者の繰上げは6/10以降に延期します。
今回の北海道1200kmについては、既定のキャンセル規定は撤廃し、現在までのキャンセル者も含め新たなキャンセル規定を適用することといたします。
記念ジャージの販売を予定しています。これは6月10日の決定を待っていると大会に間に合わなくなってしまうため、販売準備が整い次第販売を開始します。ジャージは申し込み後のキャンセルはできません。お知らせは別途発表します。

海外からの参加者も多いイベントなので,中止の気配濃厚…他にもGW以降実施予定だったブルベも次々に中止または延期に.

【AJ北海道開催のBRMにつきまして】
新型コロナウイルスの急激な感染拡大を懸念しまして
以下の開催を延期または中止と致します。
・BRM426北海道200km新十津川 中止
・BRM505北海道200㎞函館 中止
・BRM517北海道200㎞十勝 延期
・BRM530北海道300㎞トトロ 延期
新型コロナウイルスに関しては日々状況が変化していることもあり
今後のBRMに関しましても適宜開催の見直し、検討を行っていく予定です。

これではエントリー済のランドヌール札幌-BRM502日高門別200も絶望的…(協議中)付け加えるなら,札幌スタート時の前泊宿にしている健康ランドにも不安がある.脱衣所や浴場での濃厚接触はもとより,リラックスルームの誰が寝たかわからないマットレスで横になるのはリスクが高すぎる.車中泊は辛い.

今年は試練のシーズンか.

どうなる?キラメイジャー!

2020/4/02 Thu

緊急対策は布マスク2枚」という壮大なコントで明けた4月2日.あまりのバカバカしさに絶望を通り越して笑うしかありませんが,今日も生きていこうと思ふ.

ニチアサ,スーパー戦隊第44作『魔進戦隊キラメイジャー』の主役,キラメイレッドの小宮璃央(17)が新コロに感染したらしい.先日のYahooニュースでも扱いだったので知っている方も多いと思う.
思い起こすと,東日本大震災の時は『海賊戦隊ゴーカイジャー』が放送中だった.この時も日本中がてんやわんやだったが,なんとか乗り切り,番組は1年間無事完走した(しかも歴代屈指のデキ).必殺技の「ファイナル・ウェイブ!」が問題視されるかと思いきや,そのまま使ってたな.おお奇しくも両方とも荒川メイン脚本ではないか.

さて,前作のアレと違って,まだ4話なれども『キライメイジャー』は面白い.例えば第2話.キラメイでは『ゴレンジャー』(やプリキュア)よろしく,日用品をモチーフとした怪人が登場する.この回はラグビーボール仮面.ラグビーと言えば「one for all,all for one」つまり「一人はみんなのために、みんなは一人のために」のキャッチコピー(?)が有名.このエピソードではレッドが「みんなのために我慢したり犠牲になったりするのはおかしい.一人一人がキラメイてこそ,みんながキラメく!」(意訳)とかなんとか言っていたのがなかなか斬新.滅私奉公を是とする日本人のメンタリティとは逆の発想やね.このようなセリフが子供番組で聞けるとは(だからこそ?).と,感心していたが,実は「one for all,all for one」の本来の意味は「一人はみんなのために,みんなは一つの目的のために」だそうな.“目的”は言うまでもなくトライのことやね.何か訳知り顔で解説してるけど,ラグビーにはうといもんで,昨年さんざん解説されてたらスマン.

で,“主役俳優抜きでどうすんの?”問題の解決法を勝手に妄想.大前提として,放送休止ではなく,主役抜きで撮影が継続すると仮定.

① 敵の罠にはまり変身解除できなくなる.あのスーツ姿のまま日常生活が送れるのかのコメディ回.俳優さんは(可能なら)病室でアテレコ

② 敵の能力によって,しばらく顔が変えられてしまった設定にする.雰囲気が似ている人で代役

③ 敵の能力(架空のウイルス攻撃)によって病気になり一時戦線離脱.その予防・治療方法を新コロにからめる

④ 突然旅へ.何らかの事情でクリスタリアへ行く.もしくは絵が認められて海外留学

想像力がたりんなぁ.①③だと1話分ぐらいは作れそうだが長引くとしんどいか.②が現実的? ④は藤岡弘(仮面ライダー1号)パターンやね.もちろん理想は本人が早々に復帰すること.若さ(免疫力)で乗り切ってほしい.5月までの放送ストックはあるそうなので,そのまま撮影再開がベストやろな.

さて,キラメイは内容もビジュアルも少しプリキュアっぽい.実際女の子の視聴者も取り込もうとする意図もあるそうな.まぁ,うちのJC娘は特ヲタなので『侍戦隊シンケンジャー』あたりから見続けてるけどなっ.むしろプリキュアを早い時期から視ていない.

もう一点気になるのは,前枠の『仮面ライダーゼロワン』との比較.あっちは主人公が社長,お仕事がテーマである.毎回とある職業が取り上げられて,AIとヒトのどちらがふさわしいか?ってな内容なのだが,現在どうみても迷走中.主人公の言動がチグハグで着地点が見えない.一番問題だと思うのは,紹介される職業の負の側面を強調してばかりで,メイン視聴者の子供たちがその職業に憧れるとはとても思えない.特に最近のお仕事5番勝負がひどすぎる(政治家,ラッパーの描写など).まだ序盤なれど,キラメイのレッド(高校生)を除く,他の4人は各分野の職業で一流の存在=キラキラしているという設定.何だかゼロワンのフォローをしているような状況である.良いのかこれで?

と,不要不急の娯楽である特撮やアニメの考察を訥々とできるのも,世界が平和であってこそ.もう少しなんとかならんか,政府のリーダーさんよ?

インド映画の思い出

2020/4/1 Wed

悩んでいる若者には,ついついインドに行けと言ってしまう

OLYMPUS TG-5

世の中には「〇〇が人生の悩みの99%を解決する」という格言があるとかないとか.
〇〇に入る言葉として「筋トレ」や「自転車」に反論する者はいないと思われるが,Kazchariはそこに「インド」も加えたい.かの地には人生の全て(生・老・病・死)があり,真と嘘,聖と邪,スラムと高層ビル,貧困と裕福などの相対する混沌とした事象の渦の中に放り込まれれば,己が“一人であって一人ではない”ことを痛感できるであろう...

と,えらそうなことを言っているKazchariですが,それほど長期間滞在したわけではない.改めて思い返すと1990年に北インド(+ネパール)に3週間.また1995年には南インド(+モルディブ)に3週間ほど.いずれも30年近く前の話である.変化していないわけがない.しかしながら,日数や頻度で言えばより馴染みがあるタイインドネシア,および2年居住したジャマイカよりも圧倒的に印象深い国.それがインドである.

というわけで,そんな太古のインドでの体験(認識)ですがご容赦を.そのうち「旅の回顧録~1990年のインド」公開予定(まるでニーズがない).

インドと言えばカースト制度.法的には禁止されているが,社会には差別(区別)が依然として残っている.職業には貴賤があり,基本的には親の職業を継ぐ(旅行者は親の職業を良く聞かれるので要注意).文字通り分相応な夢は見ない.一方で,身分が固定していることに心理的・社会的安心感があるという意見も聞いたことがある.「自分の運命があらかじめ決まっていると“覚悟”ができる」って...あれ? プッチ神父

インド映画はそんな庶民のファンタジー.叶わない夢を体験しよう的要素が強い.インド映画の特徴と言えば,まず長いこと.『きっと,うまくいく』も3時間近くある.余計なシーンを削ればもっと短くなると思うが,それはない.なぜならインド映画だから.夢見る時間は長い方が良い.途中でちゃんと休憩タイムもあります.
そして,唐突に始まるミュージカル(群舞)シーン.話の流れやキャラ設定を無視することもしばしば.『きっと,うまくいく』にも2回ほどあります.曲も良いがインド映画にしては少ないし地味.コメディはコメディやけどシリアス寄りの内容やから?

Kazchariは旅行中,現地でよく映画を観る.以下,思い出に残ったものである.

シンガポール⇒『クリフハンガー』:冷房が効きすぎ.臨場感ありすぎ.半袖で入場し死ぬかと思った

ジャマイカ⇒『パッション』:イエスの拷問・処刑内容をどれだけリアルに描くかに”文字通り”心血注いだ内容に,敬虔なクリスチャンが多いジャマイカ人大号泣(もしくは失神

アルゼンチン⇒『スパイダーマン2』:もちろん全員スペイン語で吹き替え.オンブレ・デ・アラーニャ.

フィリピン⇒『アイアンマン2』:これは英語セリフのまま.ここも寒かった.

などなど.基本的に台詞の意味がわからなくてもOKなアクション映画を選択.で,肝心のインドですが...
1995年.南インド旅行中のKazchariは商店でも食堂でもバスの中でも,いつも同じ歌が流れていることに気付いた.あまりにもリピートされるので覚えてしまった.それは空耳で「♪クチクチラコマーチャーサイナ アレクスミナ~イブラアマ チャミスミ~コーカラ~」とかなんとか….気になったので店員の目の前で口ずさんでみたところ,ちゃんと通じた.

「それ,ボンベイの歌やで」
「へっ?ボンベイって都市の?」
「ちゃう,映画や」

そう,当時インドで絶賛上映中の『BOMBAY』の挿入歌だった.その町の映画館に早速観に行く.

今はどうだか知らないが,当時は入場料によって席が決まっていた(つまり階級).前列は安く,後列は高い.外人はどこでもOKなのだが.後方にしとけと教えてもらった.理由は途中のダンスシーンになると,前方はみんな歌って踊って大騒ぎする場合があるから(毎回ではない).そこに外人がいると危ないのでやめとけという忠告だった.

さて,この『BOMBAY』,映像もストーリーも素晴らしかった.ヒンドゥーとイスラムの対立から生じた現実の暴動事件に,主人公とヒロインの悲恋を絡めた社会派映画である.おかげでボンベイ(現在のムンバイ)では上映禁止だったとか.例の“クチクチラコマ”な歌も大ヒットしていた.映画を観た翌日,おみやげにカセットテープを,数年後に日本で公開された際には.DVD(輸入盤英語字幕)とサントラCDも購入した.

ボンベイ [DVD]

日本では同時期に『ムトゥ 踊るマハラジャ』も大流行し,インド映画が大ブームになった.KazchariもCDを買って一時期ヘビロテ(死語).

ムトゥ 踊るマハラジャ ≪4K&5.1chデジタルリマスター版≫[Blu-ray]

最近では『バーフバリ』が話題になった.Kazchariは未見だが,Primeに登録されたら観る予定.

バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]

インド映画はブーム定期的に繰り返すなぁ...クセがありすぎて続かんけど.

今や配信にて大抵の映画は観ることができるようになった.またインド映画をなどのマイナー系もYouTube,もしくは輸入盤で見つけることができる.つまり,日本にいながらにして世界中のコンテンツを楽しむことはできる.だが,外国の映画館で観る,ましてや,その国で製作された映画を観るのは独特で貴重な体験だったように思う.

1995年 カルカッタ(現コルカタ)